忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


葉っぱだけになった桜を見て、時の流れを感じた。
別れてからこんなに経つというのに、未だ心なくならない君の面影は、今も鮮明に心の中に残っている。
鮮やかすぎるその姿が、消える日はくるんだろうか。
こんなにも経つのに、こんなに消えないというのに...。

君と最後にあったのは、この木のしただった

(忘れられない)
(鮮やかすぎる思い出)
PR


いつもと違って見えた世界は、激しい色合いを呈していた。
いつもよりもずっと刺激の強い世界に、めまいを覚えながらも歩いたのは君のとなり。
手を引かれて通る道は、いつも通る道ではない気さえする。
なんて激しいんだろうか。
僕とは正反対の君の隣で見る景色は。


昨日までの豪雨が嘘のような晴天。
そんなよく晴れた日に紫陽花を見つけた。
目立たない民家の軒先。
鮮やかな青が目を引いた。
ふと立ち止まって眺めていると、民家から一人の少女がでてきた。
長い黒髪をふわりと揺らし、白い日傘をさした少女。
彼女はこちらに気づいたのか、僕の方を見た。
そしてゆっくり近づいてきて、こういった。

「お花、お好きなんですか?」


紫陽花のように寄り添って


(それが僕たち二人の出会い)




サヨナラ
そう言って何年たっただろうか...
思い出さえ褪せてしまったよ


泣きたくなるような晴天だった
一人ぼっちでも、空は青くみえた
 HOME | 1  2 
Admin / Write
プロフィール
HN:
花狩十八
HP:
性別:
非公開
カテゴリー
P R
忍者ブログ [PR]